「絆創膏がない!」そんなとき、家にあるもので応急処置ができたら安心ですよね。
この記事では、絆創膏の代わりになるアイテムや、止血・消毒の方法、やってはいけない処置など、身近なものを使った応急対策を分かりやすく紹介しています。
いざというときに慌てないように、ぜひ今のうちにチェックしておいてくださいね。
絆創膏がないときの応急処置グッズ7選
絆創膏がないときの応急処置グッズ7選をご紹介します。
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう!
①ティッシュ+セロハンテープ
もっとも手軽でよくある組み合わせが「ティッシュ+セロハンテープ」です。
軽いすり傷や小さな切り傷なら、まずティッシュを数回折りたたんで厚みを出します。
その上からセロハンテープで軽く固定すれば、簡易的な「なんちゃって絆創膏」が完成します。
ティッシュだけでは血がにじんですぐ破けてしまうので、テープでしっかり保護するのがポイントです。
ただしセロテープは通気性がないので、長時間貼るのはNGですよ〜。こまめに替えてくださいね。
②キッチンペーパー+ラップ
キッチンにある「キッチンペーパー」と「ラップ」の組み合わせも応急処置に使えます。
キッチンペーパーを傷の大きさに合わせて折りたたみ、ラップで上から優しく巻いて止めます。
ラップは防水性があるので、止血後に手を洗いたい場合などにも便利です。
ただし傷口が完全に乾いてから使わないと、蒸れて逆に不衛生になっちゃうので注意してくださいね。
簡易的なバリアとして考えるとちょうどいいですよ〜。
③コットン+マスキングテープ
おしゃれ文具として家にある方も多い「マスキングテープ」も使えます!
化粧用コットンや脱脂綿を使って傷口を覆い、その上からマステでやさしく固定するだけ。
マステは粘着が弱めなので、肌に貼っても比較的安心です。
ただし、動きが多い場所や手のひらなどには不向きなので、場所を選んでくださいね。
見た目もちょっとかわいくできるのがポイント高めです♪
④ガーゼ+輪ゴム
昔ながらの応急処置といえば「ガーゼ+輪ゴム」のセット。
これは止血にも効果的で、傷口を清潔に保ちつつ、輪ゴムでゆるめに留めて使います。
ガーゼがないときは、ティッシュやハンカチでも代用できますよ。
輪ゴムはきつく締めすぎると血流が悪くなるので、あくまで軽く留めるのがコツです。
ちょっとレトロな方法だけど、覚えておくと災害時などにも重宝します!
⑤化粧用コットン+包帯
女性ならポーチに入っている可能性が高い化粧用コットンも応急処置に使えます。
コットンは吸水性があり、やさしく肌に密着するので傷口にぴったりです。
包帯やスカーフなどで上からふんわり巻くと、動いてもズレにくくなります。
この組み合わせはかなり本格的なので、外出先でも安心感がありますね。
小さい子どもがいるご家庭でも使いやすいアイデアです〜!
⑥キッチンラップ単体
意外と便利なのが「キッチンラップ単体での保護」。
消毒をした後に傷口をラップで直接カバーすることで、水や汚れの侵入を防げます。
ラップは透明なので、傷の様子も確認しやすいんです。
ただし肌に直接使うときは、蒸れやすいので短時間の使用をおすすめします。
一時的な防水保護として考えるととっても便利ですよ。
⑦ハンカチ+ヘアゴム
最後は「ハンカチ+ヘアゴム」というまさに生活感あふれる組み合わせ。
応急的に止血をしたいときや、傷を保護したいときにサッと使えます。
ハンカチを折って傷口に当て、ヘアゴムで固定すればOKです。
この方法の良いところは、わざわざ道具を取りに行かなくてもカバンの中にありそうな点。
まさに“ないときこそ知っておきたい裏技”って感じですね〜!
家庭にあるもので止血する方法5つ
家庭にあるもので止血する方法5つを紹介します。
それでは、順番に見ていきましょう!
①清潔な布で圧迫する
出血しているとき、まずは「止血」が最優先です。
このときに使えるのが、タオルやハンカチなどの清潔な布です。
布を直接傷口にあてて、しっかりと数分間圧迫します。
これにより、毛細血管からの出血は比較的早く止まりますよ。
ポイントは「押さえるだけで擦らない」こと。こすってしまうと傷が広がる可能性があるので注意してくださいね。
②流水で洗ってから対処
止血の前に、まずは「汚れを落とす」のも重要なポイントです。
水道の流水で優しく流すことで、細菌やゴミを洗い流せます。
洗うときは力を入れず、ぬるま湯か常温の水で、軽く流すようにしてください。
この工程を飛ばしてしまうと、雑菌が残ってしまって後々化膿の原因にもなりかねません。
見た目は大丈夫でも、汚れが入り込んでいる場合もあるので、できる限り流水で洗い流しましょう。
③アルコールや消毒液で殺菌
自宅に消毒用アルコールやオキシドールなどがあれば、傷口の消毒もしておくとより安心です。
コットンや綿棒などに消毒液を染み込ませ、優しくトントンと押さえるように殺菌します。
このときも「擦らない」ことが大切です。
しみることがありますが、それは殺菌されている証拠。とはいえ、強すぎる刺激は控えましょう。
また、消毒液がない場合でも、石鹸で手を洗ってから処置するだけでも効果がありますよ。
④手で直接触れない工夫
どんなに焦っていても、「素手で傷口に触れる」のはNGです。
手には目に見えない雑菌がたくさんついていて、傷口から体内に入り込むと感染症のリスクが高まります。
手袋がないときは、ビニール袋やラップ、ティッシュ越しに触るなどの工夫をしましょう。
応急処置の際には「自分の手も消毒する」「できるだけ直接触れない」ことが鉄則です。
ちょっとした気配りですが、大きなトラブルを防ぐ大事なポイントですよ〜。
⑤感染リスクを防ぐ処置方法
止血や洗浄が終わったら、最後に「いかに清潔に保つか」が大事になります。
湿った環境は雑菌が繁殖しやすいので、通気性のあるガーゼやコットンで覆ってあげるのがおすすめです。
また、包帯やラップで覆うときは、密閉しすぎないようにしましょう。
処置後も1日に何回かはカバーを取り替えたり、傷の状態を確認するようにしてください。
小さな傷でも、雑に扱うと化膿して悪化することがありますから、丁寧に対応してくださいね。
絆創膏の代わりに使ってはいけないもの4つ
絆創膏の代わりに使ってはいけないもの4つを紹介します。
代用できそうで、実はNGなものもあるので注意が必要ですよ〜。
①ティッシュだけで放置
ついやりがちなのが、「ティッシュを傷にあててそのままにする」というパターン。
確かに、出血を一時的に吸ってくれるのですが、それだけでは雑菌の侵入を防ぐことはできません。
ティッシュは薄くてボロボロになりやすく、すぐに破れてしまいます。
しかも、乾いてくると傷口にくっついて剥がすときに再び出血することも…。
あくまでも「一時的な止血」にとどめて、すぐに別の清潔な素材でカバーするようにしてくださいね。
②ガムテープや布テープ
粘着力が強いからといって、ガムテープや布テープを傷口に直接貼るのは絶対NGです!
これらは皮膚への刺激が強すぎて、かぶれや炎症の原因になることがあります。
また、剥がすときに皮膚の表面まで一緒に剥がれてしまうリスクも。
特に子どもや高齢者の肌はデリケートなので、強粘着テープの使用は避けてください。
テープを使いたい場合は、マスキングテープなど肌に優しいものを選びましょう。
③何もせず放置
「たいしたことないから」と何も処置をせず放っておくのも、じつは危険なんです。
小さな傷でも、放置しておくとばい菌が入って化膿する可能性があります。
最初の処置をきちんとするだけで、感染症や炎症のリスクを大幅に減らすことができます。
特に屋外でケガをしたときは、土やホコリ、雑菌がたくさん付着していることが多いので要注意!
「見た目は小さな傷」でも、しっかり対処してあげてくださいね。
④不衛生な布や紙
とにかく「清潔さ」が大事なので、汚れている布や紙を応急処置に使うのは避けましょう。
カバンの底にくしゃくしゃに入っていたティッシュ、汚れたタオルなどは一見使えそうでも、菌だらけの可能性があります。
衛生的でないもので傷口を覆ってしまうと、逆に感染のリスクが上がってしまいます。
もし清潔な布が見つからないときは、ラップやキッチンペーパーの内側など、比較的清潔なものを探してみてください。
「とにかく覆う」より「清潔さを確保する」ことを優先して処置してくださいね。
応急処置後に気をつけたいこと5つ
応急処置後に気をつけたいこと5つをご紹介します。
応急処置が終わっても、油断せず丁寧に経過を見ていくことが大切ですよ〜!
①傷口を定期的にチェックする
処置が終わったからといって、放置してしまうのはちょっと危険です。
1日に1回、できれば朝晩などにカバーを外して傷の状態を確認するのがおすすめです。
赤みや腫れが出ていないか、膿がたまっていないか、出血が再開していないかをチェックしましょう。
見た目で「おかしいな?」と思ったら、応急処置ではなくきちんと病院へ行くのが安心です。
小さな傷ほど「まぁいっか」となりがちなので、意識的に確認してあげてくださいね。
②かゆみや痛みが悪化しないか確認
応急処置後にありがちなのが、じわじわとした「かゆみ」や「ジンジンする痛み」です。
これらが軽ければ問題ないことも多いですが、日を追うごとにひどくなるようなら要注意!
傷口が感染しているサインかもしれません。
特にかゆみは無意識に掻いてしまいやすく、傷が広がってしまう原因にもなります。
おかしいな?と思ったら、我慢せず医師に相談してくださいね。
③水に濡れないように工夫する
傷口が濡れてしまうと、せっかくの処置が台無しになってしまいます。
入浴や手洗いの際は、ビニール手袋やラップを巻くなどして防水対策をしましょう。
特に応急処置の場合、完全に密閉できていないケースも多いので、水が入り込みやすいんです。
水でふやけると雑菌が入り込みやすくなり、治りが遅くなる原因にもなります。
清潔に保つためにも「濡らさない工夫」は意外と大事なんですよ〜!
④絆創膏を手に入れたらすぐ交換
もしドラッグストアなどで絆創膏が手に入ったら、応急処置の代用品はすぐに取り替えてください。
やっぱり医療用の絆創膏は、通気性や吸収力、粘着力がバランスよく作られているので安心感が違います。
応急処置のまま数日過ごすのは衛生的にもおすすめできません。
替えるときは、まず傷口を洗ってから消毒し、新しい絆創膏を貼り直してください。
「落ち着いたらちゃんとケアする」って気持ち、大切ですよね。
⑤異変があれば病院へ
どんなに丁寧に応急処置しても、やっぱり不安になることってありますよね。
そんなときは、迷わず病院やクリニックに行ってください。
傷の腫れ、膿、発熱、リンパの腫れなどは、体が「助けて〜」とサインを出している状態です。
我慢して悪化させてしまうより、プロの判断を仰ぐほうがずっと安心です。
「ちょっと行くの面倒だな」と思っても、体のためにちゃんと診てもらってくださいね。
常備しておきたい応急処置グッズ7選
常備しておきたい応急処置グッズ7選を紹介します。
どれもドラッグストアやネットで簡単に揃えられるので、もしものために準備しておきましょう!
①消毒液
まず必須なのが「消毒液」です。
傷口をきれいに保つためには、最初にしっかり消毒することが重要です。
オキシドール、イソジン、アルコールスプレーなど、用途に応じて何種類かあると安心ですね。
ただしアルコールはしみるので、子どもにはやさしい成分のものを選ぶと良いですよ。
期限切れにも注意して、定期的に見直してくださいね。
②ガーゼ・包帯
ガーゼと包帯は応急処置の定番アイテムです。
出血を止めたり、傷口を保護するのに大活躍してくれます。
特にガーゼは、やわらかくて通気性もあるので傷の治りを妨げにくいのがポイント。
包帯は巻くだけで固定できるので、指や腕など動かす場所にも便利です。
小さいサイズと大きめサイズ、どちらもあると安心感アップです〜。
③医療用テープ
「医療用テープ」は、ガーゼやコットンを肌に固定するのに使います。
肌に優しくて粘着力もちょうどよく、かぶれにくいタイプが多いんですよね。
市販の絆創膏が足りないときの補助にもなるので、いくつか種類を用意しておくと重宝します。
特に子どもや高齢者には、低刺激タイプのテープがあると安心です。
日常的にちょこちょこ使えるので、常備しておいて損はありません!
④使い捨て手袋
ケガの処置をするときは「清潔な手」で行うのが鉄則です。
でも、急いでいるときや外出先では手を洗えないこともありますよね。
そんなときに便利なのが、使い捨てのビニール手袋やニトリル手袋。
手を保護しつつ、感染リスクを下げてくれる頼もしい味方です。
処置する側も安心できるので、1セット持ち歩いておくと心強いですよ〜!
⑤抗菌クリーム
軽いすり傷や切り傷には「抗菌クリーム」を塗っておくと安心です。
細菌の繁殖を防いでくれるので、傷の治りが早くなる効果も期待できます。
ただし使用前には必ず使用説明を読み、用法・用量を守って使ってください。
人によってはアレルギー反応が出ることもあるので、注意も必要です。
家族構成に合わせて、小児用なども用意しておくとより安心ですよ。
⑥キズパワーパッド
「モイストヒーリング」の代名詞ともいえる「キズパワーパッド」は超優秀。
傷を乾かさず、湿潤環境を保つことで自然治癒力を高めてくれます。
ちょっと高価ですが、そのぶん傷の治りも早く、見た目もきれいに治りやすいです。
剥がれにくく防水性も高いので、外出中や旅行先などでも大活躍!
絆創膏の上位互換的アイテムとして、ぜひ常備しておいてくださいね。
⑦緊急用ポーチ
最後に大事なのが「まとめておけるポーチ」です。
バラバラにしておくと、いざという時に「あれどこ!?」となりがちなんですよね。
100均などでも手に入るので、消毒液、ガーゼ、テープ、絆創膏などをひとまとめにしておきましょう。
持ち歩き用・家庭用と2種類あるとより便利です。
災害時や外出中のケガにも対応できるので、日ごろから備えておくことが大切ですよ〜!
まとめ|絆創膏がないときも身近なもので応急処置はできる
絆創膏がないときの応急処置グッズ |
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ティッシュ+セロハンテープ |
キッチンペーパー+ラップ |
コットン+マスキングテープ |
ガーゼ+輪ゴム |
化粧用コットン+包帯 |
キッチンラップ単体 |
ハンカチ+ヘアゴム |
絆創膏が手元にないときでも、意外と身近なもので応急処置はできます。
大切なのは「清潔にすること」と「一時的な処置だと意識すること」。
本格的な医療行為ではなく、あくまで応急処置として活用してくださいね。
もし傷の様子がおかしいと感じたら、無理せず医療機関の受診をおすすめします。
災害やアウトドアの備えとしても、ぜひ今回の内容を日常に役立ててください。